|目次|前日| 翌日|

へんろシール

四国88ケ所 歩き遍路一人旅


第19日 43番...97年6月21日(土)曇り晴れ

民宿みやこ→43明石寺→五十崎竜王荘(34.3Km)

5時半起床、疲れているのかエンジンの掛が悪く荷造りをもたもたとした。6時20分静かに玄関を閉め出 発、7時5分明石寺に着く、おにぎりを食べながら納経を待つ、「へんろ道は」の問いかけに「参道ならあ りますが」とむっとした答え、石段を降りて売店のお姉さんに聞き直し又階段を上がり左の山に入る、お寺 さんとしてはへんろ道というものは無いということだ。立派な参道が下の文化の街まで続いていた。
myouseki daishido uwabunka
明石寺大師堂宇和町文化の街

8時35分宇和下松葉交差点、松山まで60Km内子まで20Kmの標識、9時半県道25号分岐で胡 瓜休憩、10時25分カーピカランド信里村でパン休憩、11時鳥坂トンネル1100mを出ると大洲市境、 何時の間にこんな山奥まで登ったのだろうか。12時15分大洲市役所を過ぎて、30才台のヒゲのお兄さ んに「歩いて回っているのですか」と声を掛けられ、お接待させて下さいと500円戴く。彼も回ったこと があるのかなと思いながら少し行くと70才位のおじいさんが背中の白い大袋を下ろしながら呼び止める。 気持ちだけと言いながら袋の中からビニール袋を出し、やっと10円玉を捜し出して呉れた。袋の中にゆす ら桃でも入っているのかと期待した乞食根性を恥じた。
toyagabashi 13時45分オロナミンCドリンクを買って飲み、さらに水が欲しくなる。14時20分弘法さんが寝 たと言う橋の下をお参りする、19日観自在寺で会った歩きへんろさんに会い、ヤアヤアと挨拶する。彼は 完全にマイカー同乗となっていた、同年輩の運転者が挨拶する。歩きと一緒になるとは不思議な足取り。
十夜ケ橋
15時15分新谷郵便局前のBoxで宿を捜す。お昼のラーメンショップで聞いた内子の新町荘は満員、 松野屋は最低12000円で値切ると食事を落とすと言うので弱り抜いていると、隣の酒屋のご主人が五十 崎の竜王温泉にしなさいと教えてくれた。予約なしでも大丈夫と言うので歩き出したが心配になり電話局前 のBoxから番号を調べ予約、2時間以上かかるから6時頃到着ですねと言われた。

16時10分五十崎町に入る、左折へんろ道の表示を入って畑仕事の人に聞くと国道合流は竜王荘を通 り過ぎてしまうとのこと。16時30分宇和市内で餅と間違えて買ったぼた餅を食う。車道に出てグランド 脇を通り八日市場家並みに入る前に左折して内子駅裏から旧道を戻り国道56号へ出たところが竜王荘の登 り口でヤレヤレ。かなり小高い山を登って17時12分到着。


ryuuousou 内子の街が眼下に見える。風呂に入り洗濯をする。食堂のテラスに狸が残飯を食べに来た。海老天や鮎 など食堂のおばさんがいつも出してやっているので、明るい内に現れるようになったと言う。捻挫傾向は少 し良くなったが足の豆の中に豆ができて、暑さのせいか居眠りしながら歩き工程も伸びなかった。 tanuki
五十崎龍王荘野生の狸

|目次|前日|翌日|
E-Mail:arigato@mb.infoweb.ne.jp
ご意見ご質問等がございましたら、メール下さい。お待ちしています。