第1日 １番〜４番まで ９７年６月３日（火）晴れ
千葉⇒坂東→１霊山寺→２極楽寺→３金泉寺→大日寺→森本屋（１１．９Ｋｍ）
５時半に目覚ましをかけたが、鳴る１５分前に起きた。女房は北欧なので昨夜の残飯を食べ、息子に稲毛駅 まで送ってもらう。ごみ捨てに時間がかかり結構忙しかった。
６時１５分というのに席は満杯、乗客は 目を閉じている、通勤ご苦労様。７時７分東京発博多行きの座席指定は取れなかったが、自由席はガラガラ 、禁煙車の窓際の席に座れた。
列車内（分かってる分かっていないとひた走る）余談、エキスパートはひかりやうずしおの時刻は正確だ が東京〜千葉間は時刻表にない発車時刻を適当に入れてある、いわば標準タイムでごり押し、ローカル線の 時刻は駅で確かめないとえらいことになる。
岡山まで隣席が３人変わった。最初の太った人には肘掛けを上げて広くした。次は中年の小柄な女性で ヤレヤレ、大阪から乗ったお兄さんは当然のごとく両肘をはってスポーツ紙を読んでいる。境界争いをと思 ったが、３人に４つある肘掛けは一人平均１．３個あて、すれば左に１つあるので中央の肘掛けは０．３個 が私の占有分と思うようにした。
| 定刻通り岡山に着き、特急券購入時に バンノと言ったら、地図を見て板野（いたの）までくれた。１３番の特急に乗り込んだら１９ 分発の宇和島行き、徳島行きは４９分まで待つ。まもなく瀬戸大橋を渡る、鉄橋と海に見とれている内に 坂出に入る。高松駅でスイッチバックしたので方向感覚が狂ってしまったが地図を見て判った、行き止まり だったのだ。板野で降りた乗客は２人。１５分後に各駅停車のワンマンカーが来た。 | 
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| 瀬戸大橋 | ワンマンカー |
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2時半２つ目の坂東駅 で降りる。駅前を突き当たって右の八百屋の前を北に行き、街道を西に向かうと１番霊山寺、一番街（へんろ道具 他の売店）で、杖、笠、法衣、鈴、納経帳、納札（約９０００円）を求める。１番霊山寺は観光客で騒然と していて写真を撮る気にもなれなかった、途中８８番への標識があったので近くかと思ったら何と４９．５ Ｋｍ先の香川県だ。２番極楽寺の手前のへんろ道でバサッと音がしたのを無視して歩き笠を落としたのに気 づかなかった。このへんろ道は田の畦道で近回りくらいにしか考えていなかった。
５時半までに１番から４番まで歩いたが４番はキチッと門が閉められており、納経時間が５時までである ことを知った。途中で宿は５番裏の森本屋がいいと教えて貰い、大日寺から６時過ぎに戻ったが快く泊めて くれた。部屋に入ると床の間に台があり杖を置くようになっている、さすがおへんろ宿。古い作りで８畳間 が３つ続いている、風呂も良く、飯も旨い、部屋もきれいで天国、これがいわゆるへんろ宿かと感心する。 明日６時半前に食事して、大日、地蔵寺とおさらいしよう。
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| ２番極楽寺 | ３番金泉寺 | ４番大日寺 | 森本屋(正面５番地蔵寺) |
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