第５日 １９番〜２２番まで９７年６月７日（土）快晴
ちとせや旅館→１９立江寺→２０鶴林寺→２１大龍寺→２２平等寺→駐車場テント（３０．６Ｋｍ）
４時半雀の声と一緒に目覚めた、障子がほの赤いので開けると美しい朝焼け、今日は山へ掛かるので晴れて
何より、散歩しようと思ったが下のご隠居さんが起き出すまで我慢した。寝床で密教の本を読んでいたら雨
具を落とした昨日のおへんろさんがお大師様にそっくりなのでハッとした。
７時立江寺に納経に戻る。その前に「おおすみ」に朝飯キャンセルのお詫びに寄る、昨日は公民館で会合
があり留守だったとのこと。８時川の手前で休憩、あの山を越えるのかと思うと遠い、９時生名で左に入り
山道となる。岩清水などがあり涼しい登り、９時半にぎりを１個食う、１０時２０分鶴林寺に着く、大龍寺
まで１１Ｋｍとある、林道を横切って下る。
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| 菅原三叉路 | 鶴林寺へ（岩清水） | 鶴林寺参道 | 鶴林寺 |
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１１時２５分八幡宮で５分休憩、水道があり手拭も付いている。暫くして川に沿 って右折、左側の谷川がだんだんと近くなり橋を渡った休憩所で昼食、併行して流れている水も旨い。１３ 時１５分やっと大龍寺に着く、境内がやけに広い、帰りしなにお大師さんの崖を聞く、西の道伝いに８８個 所の石像に沿って１５分登ると見晴らしの良い崖の上にお大師さんが東を向いて座って居られる。銅板づく りか、叩くとガンガンと鳴った。遠く淡路島が見える。
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| 那賀川を渡る | 大龍寺途中 | 大龍寺 | 遠く淡路島 |
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１５時１０分坂口屋でポカリスエット買って休憩、奥さんに早すぎるので下る旨話す。「この先には民 宿が無いのでねえ」と気の毒がられた。インターネットで評判が良かったと話したら喜んでくれた。龍山荘 も湯元ではないとか。１６時朝日Ｔ字路、へんろ道は直進登り１．５Ｋｍで峠、下りは３．５Ｋｍ竹薮の中 を落ち葉に足を取られながら下り下の集落に出た。ほどなく平等寺５時過ぎたが団体の最後におまけで納経 してくれた。
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| 龍山荘 | 大振峠 | 平等寺 |
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左隣の喫茶山茶花でビールとうどんを頼み、一寸物足りない顔をしていたらおにぎりを接待してくれた。 お客の４人と話がもてて、お礼に般若心教を読経したら皆静かに聞いてくれた。玄関先にテントを張っても 良いと言われたが、お寺の駐車場の隅に張った。重い荷物が役に立った。明日は２３番薬王寺、阿波の結願 でいよいよ室戸へ向かえる。２時３時と野良犬の巡回を受ける。テントの近くで２．３回吠えて消えていく 。縄張りを確認しているようだ。駐車場は平らで良いのだが、夜遊びのライトが近づく度にテントが踏み潰 されないかとひやひやした。
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| 喫茶山茶花 | 駐車場でテント |
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