第７日 鯖大師〜とくます９７年６月９日（月）雨
鯖大師→とくます（４２．６Ｋｍ）
５時半目覚ましの鳴る前に起きたがザアザア降り、梅雨に雨は当たり前だがさてどう作戦を立てるか。
５時５０分加持祈祷が始まると和尚さんが迎えにくる、会館の玄関で待機していたので傘をさして修行 所へ行く、８８個所の御本尊様の鎮座される洞窟を経て本堂へ、正面の不動明王前に立派な護摩壇がある、 広い本堂の中ローソクの光で幽玄、厳粛である。左脇に列座、様々なお経が上げられたが、判ったのは般若 心経のみ、３回繰返されたが太鼓の響きと読経でディスコに居るよう、ご老人達には是非とも参加させたい 恍惚郷。
続いて護摩札の投げ入れがあり、大理 、竹内が最初で参列の５人、寄進された信者の分３０人位続いた。 祈祷文の後に必ず信者一同が入るので、信者はお賽銭を上げる価値があると感じた。法悦というのはどうい うものか知らないが、あんなに一所懸命やってくれているとは思わなかった、密教だけなのだろうか。
７時１０分炊事道具を自宅に送り返して出発、鯖大師から民宿とくますへ国道を４３Ｋｍ歩く。３０分 歩いた所で６１Ｋｍの標識、８時４５分新海部川橋、９時立派なバス停で休憩、９時４５分那佐海岸、６５ ４ｍの水床トンネルを抜けると高知県東洋町１１時半物産センターで食事をと寄ったがやっていないとのこ と、テレホンカードとアイスを買う。評判の良い民宿を尋ねたら尾崎のとくますだと言う。
１２時海の家南風でコロッケ、メンチ、カツ定食（８００円）を食う。とくますの電話番号を聞き、角 の商工会議所前のＢＯＸから予約する。２０Ｋｍはあるらしい、宿から室戸まで１６Ｋｍと言う。
１３時３０分東洋大師入口前で自転車へんろ２人に会う。今夜はとくますというので再会を期して別れ る。１４時雨具を脱ぐ、前も後ろも見渡す限り海と山４０Ｋｍの海岸歩きは長い。１４時１５分やっと室戸 市境に１件の家が見えたので茶屋かと期待したが、何かの事務所、こんなもの無ければもっと景色が好いの にと八つ当たりする。
１４時３５分ラーメン屋あり、乳酸飲料を飲む。１４時５５分畑仕事をしている奥さんに挨拶したら桃 を２個呉れた。１６時１０分休憩、波の音が響く。１７時３５分やっととくますに着く。愛想の良い奥さん が出迎えてくれた。自転車組は２時半に着いたと言う、３時間の差は大きい。風呂もきれいでお湯もたっぷ り、下着の洗濯をした。夕食は超豪華、ビール１本ではおかずが余る、お茶を飲みながら残りのおかずを平 らげた。
自転車組2人と部屋で装備の話、ザックの中をご開帳に及び、テントを張って説明、２人とも今度は買う と大乗り気、一人歩きの地図を見せてもらう。購入したいがドライブイン２７まで売っていないようだ。
綾歌町の山下さんは３回目でお礼参りにつき納経はしていない由、次回は是非歩きたいと言う。
ごめんなさい！この頁はフィルム巻き取りミスで写真がありません。