四国88ケ所 歩き遍路一人旅

第１２日 ３５番〜３６番９７年６月１４日（土）曇り後ち晴れ

喜久屋旅館→３５清滝寺→３６青龍寺→洲崎司旅館（３３．７Ｋｍ）

	例によって４時頃一旦目が覚めたが、ウトウトしていた。荷物を纏め下に降り５時４４分朝飯前に清滝寺に 向かう。納経道具のみを持つ、おかみさんの地図は正確で判りやすい、三島神社の左を行きそうになったが 、地図に従って右を通り正解、青田の向こうの山の中腹にお寺が見える。６時２７分お寺に着く、読経後裏 の滝を見てベンチに寝そべっていたら、朝の勤行帰りの和尚さんがどうぞと声を掛けてくれ、７時前に納経 させてくれた。 ７時下り始める。途中の良心市ですももを６個１２０円で買う。
３５番清滝寺		裏の清滝

	喜久屋では女性のおへんろさんが出立するところ、今日は潮浜泊りでは近すぎるとおかみさんはぼやいていた、食事が済ん だ頃に坊さんの方も国道周りの地図を書いてもらって出発。私も話好きのおかみさんに山越えの地図を書 いてもらって８時半出発、宿泊料４８００円と格安。水筒にお茶も入れてもらった。 ９時２０分トンネル工事中で行き止まり、右山道に入る。９時４０分塚地峠、ＮＴＴの市外ケーブルが 埋まっている。１０時１０分程なく里に出る小さな峠だ。
喜久屋のおかみさん		塚地峠

	１０時４０分スカイライン料金所、荷物を預けて ６００ｍの長い橋を渡る。１１時２０分青龍寺納経、石段の多い寺だ、下りてパンを食う。３７番岩本寺まで６０Ｋｍと言う。山 の道を教え、「あっ車ではないのですか」ときた、１２時帰り道で同宿の坊さんと会う、国道周りは遠いら しい。１２時２０分料金所に戻る。１３時灰方の美島商店で牛乳パンで昼飯とし、司旅館へ予約電話する。 ２０Ｋｍ位だから４時半には着けますよと言う。
宇佐大橋		青龍寺

	１４時２５分浦の内随道で休憩、山道になり木陰があるのでありがたい。海岸周りはいつまでも同じよ うな風景で日陰が無く蒸し暑い、こんな所は皆を誘いたくない、昔のように一里塚や並木などがあれば余程 歩きやすいだろうと思う。１７時５分住友セメントの馬鹿でかいプラントが異様な風景を醸し出している。 １７時２５分多の郷の司旅館に着き風呂に入って食事、お客は１人、洗濯はお接待とかでズボンも洗っ てもらった。風呂は大きいが上がり湯の出が悪い。夕食は手作りのサラダ、鰹のたたきと焼き魚、かぼちゃ といろいろ出たが汁が無い。
新築祝い

娘さんがＮＴＴ大学部卒の機械屋さんと一緒になって千葉の局で働いていたこともあるとか、ボケ老人 の話になり、手品や紙芝居のボランティアをやっている旦那さんがボケ防止の歌詞を呉れた。いろいろな果 実酒をご馳走になる。明日６時には出発でき、弁当のおにぎりも作ってくれると言う。