四国88ケ所 歩き遍路一人旅

第１４日 佐賀温泉〜下之加江９７年６月１６日（月）曇り

佐賀温泉→下之加江安宿（あんしゅく）（４４．９Ｋｍ）

	５時半起床、良く寝られた、７時少し前から朝飯にしてくれたので７時１５分出発。８時１５分伊与木で休 憩、南北の道は朝の内は涼しくて歩きやすい、９時１５分佐賀駅前、無人駅かなと思うほど小さな駅だが、 役場も近くにある。９時３５分佐賀温泉から１１Ｋｍも歩いてやっと佐賀港、海が懐かしい。
佐賀温泉		佐賀港

	１０時半大方町灘の喫茶 店白い館でざるうどんを食う、コーヒーが付いて５００円とは安い、モーニングサー ビスだと言う。金剛福寺までの道は中村入口のうどんや「いろり」で聞くべしと言う。１１時３５分お金を 下ろそうと入った伊田簡易郵便局でメロンを送っている生産農家の方が居た。序に２箱買い、松戸の親戚と自宅に 送った。テント寝袋など４．２Ｋｇも自宅へ送り返し、ザックはガサガサ、軽くなって嬉しい。郵便局の奥 さんに冷たい水を頂き腹と水筒に詰めた。
白い館		潮騒

１３時２０分ＪＰＡで幕の内、牛乳、アイスを買う。弁当の蓋で指を切った、店でバンドエイドを貰う、 ＰＬ問題かなと笑う。１４時１０分「いろり」は休業日、中村７Ｋｍの所で地図を見ていたら自転車の奥さ んが声を掛けてくれた、四万十川の新しい橋を渡りたいと言うと、少し戻って「いろり」を左に曲がるので はないかと言う。

	田ノ浦方面に入り酒屋で尋ねたら、丁寧に地図を書いてくれた。１５時３０分中村方面の道から左砂利 道に入り、ごみ焼却場に突き当たる、左からの車道と合流し１６時１０分四万十大橋を渡る。海の色と同じ で清流のイメージが破られた、あの山の出会っている所が海なのだから海水が来るんだと言う。
突当りが焼却場		四万十川

１６時２０分橋を渡り終えＲ３２１に交差、３２１に沿って左に曲がり南下する。１７時１０分正木大 岩に公衆電話があり、安宿へ電話する。１０Ｋｍあるというのいで７時過ぎになるというと、何時でも結構 ですと言う返事があり安心して歩き出す。電話している時に隣家の奥さんから「貰い物ですが食べて下さい」 と紅葉饅頭を２個貰った。

金剛福寺まで３１．８Km	伊豆田トンネル	安宿（あんしゅく）

１７時４２分津島橋、１７時５２分トンネル前の無住の今大師。 １６２０ｍもある伊豆田トンネルは歩道部分が１．５ｍはあり、途中に２個所のＵターン場所もある素晴らし いもの。川沿いの桜並木が立派、１９時２０分足摺岬まで２９Ｋｍの標識があり、やっと安宿さんに着いた。明るい内に着けて良かった。安宿は食堂もやっており結構繁盛している。風呂に入り洗濯機を使わせてもらう。部屋は風通しが良く涼しい。料理９品特に太った鰯の煮付けが旨かった。特大の山桃も出た。中学生の息子２人も良く店の手伝いをしている。