四国88ケ所 歩き遍路一人旅

第１５日 ３８番．．．９７年６月１７日（火）快晴

安宿→３８金剛福寺→安宿（５２．２Ｋｍ）

４時起床、４時２０分弁当を持って出発。荷物は軽くした積もりだが結果的には使わないものもあった。雨 具、ヘッドランプなど。５時１５分久万付近から日の出を見る。雲に半分隠れている、水平線より高く上が っているが光は出ていない。５時４５分〜５５分朝飯ににぎりを褒ばる。

	幡陽小学校だろうか、道端の表示に、靴を脱いで川を渡るへんろ道とあったので、好奇心につられ海岸 を下りていったら浸食の激しい岩場で１００ｍ進んで立ち往生、途中から崖を攀じ登って元の道に戻った。 林の中の立木に笠が突き刺されてあり、いかにも無念に見えた、この人もここを攀じ登ったのであろう。
海へ下りる		怒涛の岩場

以布利郵便局入口のへんろ道案内の前で、もっと先を行くのが良いと教えられ、手前で左に曲がるべき ところを漫然と５００ｍ先の双子のトンネルを潜ってしまった。７時１５分〜２２分トンネル出口の左に あるコイン洗車場で２回目の朝飯。
７時４２分Ｒ２７とＲ３２１のＴ字路、足摺岬まで１３Ｋｍとある。土佐清水港を２Ｋｍ近く旋回して 標識を見たら、なんと足摺岬まで１４Ｋｍとある、狐につままれた様で地図を見て、西海岸周りに入り込ん でしまったと判明。覚悟を決めて先に進む。土建行政か素晴らしすぎる橋を幾つか越えて１１時金剛福寺納 経、１１時３０分岬の観光もせず戻る。

土佐清水港	海の底が見える西海岸	３８番金剛福寺

次の延光寺まで三原経由で５５．１Ｋｍ。前の岩本寺までは８６．７Ｋｍとある、道理で遠い筈だ。１ ２時３５分最後のおにぎりを食べる、きゅうりも旨い。１４時、間違わずに足摺りより１０Ｋｍとある窪津に 出られた。１４時３３分右折して以布利方面へ、直進すると土佐清水に戻ってしまう。４５分山道に入る、 小川を渡り車道に戻る、トンネルの少し先に出て坂を下ると、今朝道を聞いた由布利郵便局入口だ。

足摺り岬の道	伊布利郵便局	足摺岬方面	下之加江方面

１５時３５分大岐下滝山の喫茶店で牛丼を食う、大きな山桃をサービスしてくれた。今日初めてのまと もな食事で半端な時間と思いつつ食べ過ぎてしまった。

久百々という民宿にへんろ地図が売っていたようだが、くももと読めずに通り過ぎてしまった。宿の前 の橋を渡った石柱に三原経由で延光寺まで３１．１Ｋｍとある。１８時８分安宿に帰着。明日は６時起床、 ６時半出発の予定。夕食後８時には眠くなったしまったので、翌日の朝、これを書いた。