四国88ケ所 歩き遍路一人旅

第１６日 ３９番．．．９７年６月１８日（水）曇り

安宿→３９延光寺→宿毛市秋沢ホテル（３９．７Ｋｍ）

	５時半起床、朝飯を食べながらご主人と話した。民宿は話ができるのが良いところで、一昨日はお客が立て 混んでいて、道の説明ができなかったのですまないと言う。お陰で岬一周ができ見事な風景が見られたのだ から結果的には良かったと笑い合った。しかし、足首の疲れが心配。 ６時４０分１３２００円を支払出発、ビール込みの２日分で安い。見送りのおばあさんが前の道は遠い から一旦国道を戻って三原へ向かえとしきりと言う。無視するわけにいかず、しぶしぶ戻る。
安宿御主人		戻り道

７時４７分ド ライブイン水車小屋前に延光寺まで２５．５Ｋｍの標識、トンネル前で左折Ｒ３４６に入る。１０分も歩か ない内に左折三原１４Ｋｍの標識があり、国道周りより近いとクロネコヤマトの運転手さんが言ってくれたので これに入る。８時４７分三原に入る、９時３８分成山峠役場まで８Ｋｍとあり 下り一方となる。

	１１時１４分宗賀郵便局Ｔ字路、左からの道が下ノ加江からの道で標識は整備されているようだ、狼内 周りは殆ど標識が無く心配しながら歩いた。右へ曲がり１１時４５分三原郵便局前の喫茶兼食堂でちらし 寿司を食う。麺の入った汁付で５００円と安い。１２時４５分船ケ峠十字路、平地のようだが猛烈に下り出 すのでやはり峠かと納得した。
ドライブイン水車		山田（あの山を越えて）

１３時、Ｒ５６まで５．７Ｋｍ澄んだ流れの清水を過ぎる。まもなく中筋ダムで宿毛市に入る。折り畳 んだような川を堰き止めているが水は少ない。投資の効果に疑問。ダムを下りると田んぼに出る、左の小道 に近道とある。遠い近道を平田まで歩く。１４時３分平田。１０時前に初めに右へ行き、次に左へ行くと教 わった次の左がこんなにも遠いとは思わなかった。

		１４時４５分延光寺納経、大阪の団体おへんろさん３０人余りが地べたに座って合唱している、先達の スピーカが姦しい、示威運動でもあるまいしスピーカは邪魔だと憮然としていたら、先達さんと普通のおへ んろさんがお接待にと１０００円づつ呉れた。辞退したがザックの中に詰め込まれた。おへんろさんには納 札を渡せた。
３９番延光寺	本堂	宿毛市郊外

和尚さんに宿毛の宿を聞いたが 旧道を行って聞きなさいと言う。仕方なしに案内書の上村に電話するも 出ない。次の秋沢旅館は直ぐ出た１泊２食８０００円１０Ｋｍはあると言うので５時半頃着く旨で予約する。 １６時休憩、１７時５分宿毛で一番デラックスなホテル秋沢に着いた。荷物を部屋に置き、街で靴下１ ２００円スイカ、蒟蒻ゼリー、フィルム、バンドエイドを買う。ホテルはバス、トイレ付、食事も手が混ん でいて旨い。中壜２本を飲み部屋から家へ電話、豪勢な気分になる。宿毛におへんろ宿がないのは淋しい。 前の上村もビジネスホテルでおへんろの話は無関係。