四国88ケ所 歩き遍路一人旅

第３３日 民宿たみや→霊山寺⇒高野山金剛三昧院．．．９７年７月１２日（土）曇り時々小雨

民宿たみや→霊山寺→板東駅⇒徳島⇒小松島⇒和歌山⇒高野山金剛三昧院（１７．８Ｋｍ）

５時３０分起床、雨は降っていない。もう終わりだと想うせいか３時頃に目が覚めてしまった。歩きへんろ が３人泊まった、隣室は神経質そうに部屋をピッチリ閉めていた、あがりがまの部屋の人は開け広げて本を読ん でいた。６時３０分朝飯、ビール込みで６０００円と安い、おかずは一寸物足りないが米飯は旨い。身体の 元気な内はへんろ宿を続けたいと言う奥さんの写真を撮らせてもらい序でにインターネットの串間さんの住 所を書き写す。

７時奥さんに見送られて出発、７時４０分十楽寺前、７時５５分安楽寺前で歩きへんろに会う、１番で 地図が買えなかったので県道１２号に迷い出てへんろ道に戻れなくなったとこぼしていた。バス待ちの奥さ んと話しながら休憩、板野まで４Ｋｍ１番まで更に４Ｋｍと言う。８時５０分大日、地蔵寺分岐、９時２５ 分高速道ガード下、１０時板野役場入口、銀行で金を引き出す。１０時３８分鳴門市へ入る、１０時５１分 極楽寺、１１時５分ビニール袋にお接待の品を入れて歩道で待伏せしていた奥さんからトマトジュースと ポテトチップのお接待を受ける。

へんろ石	２番極楽寺	お接待

	１１時１０分１番霊山寺納経、お礼参りの印を新しい頁に揮毫してくれた。お接待で無料と言い、代わ りに納札を所望された。住職と奥さんに１９日のお接待のお礼を述べ、お茶と羊羹のお接待を受ける。奥さ んは私の顔を覚えていると言った、写真を撮らせてもらった。
１番霊山寺		霊山寺にて

	１１時３０分門前街でも地図は品切れ、近く のへんろ宿に問い合わせてくれたがやはり無いとの返事。店のお兄さん（お寺さんの息子さん）に高野山へ の行き方を丁寧に地図に書いてもらう。金剛三昧院に泊まるのが良いと言う。１２時１０分坂東駅、列車待 ちをしていた７０才くらいの老婦人から１０００円と金札を差し出され、お 接待と言われれば断ってはいけないと諭される。池谷で降り元気に歩いていった。１２時４０分徳島駅、駅 前から５１分のバスで小松島へ、１３時２０分小松島。次の和歌山行きは１４時４０分と時間があるので、 食堂で金目の煮魚となす煮で昼食、焼きちくわ２本と全部で１００５円。
坂東駅にて

小松崎港	連絡船内	和歌山港

１６時２０分殺風景な港和歌山に着く、４０分特急さざんなんばで次の和歌山市駅まで、ＪＲで橋本へ、 再び南海電鉄で極楽橋、ケーブルで高野山、バスで千手院橋、１０分ほど歩いて１９時４５分金剛三昧院に 到着。直ぐに夕食、精進料理の二の膳付、夕食後大きな風呂に入る。

極楽橋駅	金剛三昧院夕食